【瓦屋根再考】袖瓦(そでかわら)

屋根にもいろんな「カタチ」があります。その中でも一番単純なのが「切り妻屋根」(きりづまやね)。しかし、その両サイドの端っこを見ると、違いがあるのです。
①切袖(きりそで)
②中付袖(なかづけそで)
③あんだ袖(あんだそで)

①切袖(きりそで):一般的に普及している瓦。

②中付袖(なかづけそで):垂れた部分が中側に奥まっている。少々高級。

③あんだ袖(あんだそで):伊勢地方独特の希少な袖瓦。


 実はこれ以外にも、もっとたくさんの種類があります。またそれは追々…。ここを見ると、その土地の気候や、家主の「財力」なんかも想像がついてしまいます。