【文化財】星降る夜の物語りⅣ(三重郷土資料館 保存活用)

12月7日午前10時から、私の住む地区にある 登録有形文化財 三重郷土資料館にてイベントがありました。その名も「星降る夜の物語りⅣ」。なぜ昼間なのに星降る…? それはですね…、
3年前、旧三重村役場の書庫だったこの建物ができてちょうど100年目。私がヘリテージマネージャー(歴史的建造物の保存活用に係わる専門家)という資格を持っていたのがキッカケで、文化財に登録することができました。その時のお祝いがてら始まったのがこのイベント。
 初回は夜のイベントで、光の切り絵作家 酒井敦美さんプロデュースのもと、地元でも忘れ去られかけていた蔵が、まさに光輝きました。だから星降る…、だけじゃないんです!
 蔵という比較的遮光性のある空間を利用し、地元の小学生たちが作った「紙袋ランタン」の展示も行っているのです。真っ暗な蔵の中に、灯すランタンはまさに星降る夜。
 今年で4回続いたイベント。今では保存会も立ち上がり、地域のコミュニティーづくりに一役買っています。 建物と食べ物があれば、人は集まってくるのかもしれませんね。
 文化財を起点とした街づくりが、広がっていくことを期待しています。